70歳の方から学ぶ

今日の介護職員初任者研修は食事介護で

実際に介助が必要な人がどんな姿勢で食べると飲み込みやすいか

を実体験するという内容があり

もちものに、「ゼリーかプリン」

とありました

ところが、70歳代の男性の講習生

プリンの空き容器だけを持ってきていて

「あれ、○○さん、中身はないの?」と先生。

「用意してもらったら、これが入ってた。」と○○さん。

「だめです、自分で用意しなきゃ。」

という対話がなされたのですが。

私、感じたことは

「70歳の人たちはこれが普通だったんだな」と。

男は仕事、女は家庭。夫が仕事に行く準備は全部

奥さんがやるのが当たり前。

だからきっとこの男性、持ち物リストを渡して

「これみて用意して」と奥さんに頼んだのだろう。

そして奥さんもそれがふつうだから文句も言わず

「はい。」と引き受けたんだろうな。

今だったら、「は?そんなの自分でやって」というのが普通だけど。

世の中の「普通」は変わる。

でも年を重ねると、世の中の変化に対応するのが困難になる。

だから

この研修を終えて、介護職員として働きだしたらきっとこういう

「普通」を持っている人とのかかわりが増えていくと思う。

でも

その「普通」を「時代遅れですよ」と否定せずに、相手の普通に

一緒に共感していく姿勢が大切だなと思います。

普通 って、いう言葉

あまり使いたくない言葉だなと最近思います。

だって

人それぞれ普通はちがう。自分の物差しで測った普通は

1つしかない、万人共通ではないんだから。

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